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December 07, 2006

Smells Like Teen Spirit

こんばんは。


というわけで長すぎるメンテも終わったということで。

きょうはアタック60あったみたいですね。

当然ながら受験してませんけど(苦笑)

さすがに今さら「実力を確認」する意味もないし

今から5ヶ月間ピークを維持する気もない。

これまで3回と同じように

徐々にピークを上げて

これまで3回と同じように大台超え(笑)するつもりだ。


さて、

10月の論文発表後について

ちょっと書かせてくれ。


このブログで撤退と書いた翌日、

成績通知が届いた。


そこにはこれまでなら

当然合格しているはずの順位が書かれていた。

去年までと違って今年の総合Aは痛い。本当に痛い。

その痛さは想像を超えていた。


今年論文が不合格となった時点で

私の撤退する意思は固かった。

だけど今年の総合Aの痛さで

それに微妙な変化が生じてきたのも事実だった。

「とりあえず」。

あんまり好きな言葉ではないけど

成績通知が来てから

今後のことを考えることを避けるかのように

「とりあえず」行政書士の勉強をした。


憲、民、商はいいとして

問題は行政法。

法学部出身であるにもかかわらず

私は当然行政法を履修していない(苦笑)


とりあえず本屋に行って行政書士対策の本を探してみた。

だけど行政書士の本っていい加減な本が多いんだよね。

なぜか法令科目は1冊になったりしていて。

あんな量で十分なわけないだろって感じで。


仕方ないのでセミナーの本とTACの実況中継を買って

過去問を解きながら読み進めた。

まあセミナーの本は地方自治法が弱すぎるんだけどね。


あと一般教養。

手を広げれば際限ない地獄の科目なので

個人情報保護や情報公開関連に絞ってやってみた。

なんか前の記事で勘違いしている奴もいたみたいだけど

酒だけ飲んで過ごしたわけじゃない(笑)

でもやっぱりこれまでと同じように10月は辛かった。

少なくとも主観的には可能性で満ちあふれた

夏から秋までとは違って

発表後は心に穴があく。

色んな局面で可能性の消えた自分が

許せなくなる。

たとえ撤退を決意していてもそれは全く変わらなかった。

そして11月。

朝晩冷え込む中

当然のように風邪をひいた。

緊張感の欠けた人間なんてそんなものである。

結局行政書士の試験の日まで

体調激悪のまま。

おまけに試験当日は無駄に寒くて

試験会場の部屋にも暖房が効いていないため

寒さでブルブル、鼻水ダラダラ状態だった。

とても耐えきれなくなったため

一通り解き終わった

開始1時間半あまりで途中退出。


終了後まで待って

問題をもらう元気もなかったので

さっさと家に帰って

エリザベス女王杯でカワカミプリンセスの

激走を見た(結果降着となったが)。


翌週は法学検定2級。

行政書士の試験が終わった段階で

申し込んでいたことを悔い始めていたが

受験料が1万2千円ぐらいと

無駄に高かったので

しぶしぶ受験することにする。


東京にいた時にはわからなかったが

地方都市では試験会場が1カ所のみで

しかもやたらと辺鄙な所にあったりする。

2級はなぜか午前中の試験なので

当日無理に早起きして会場に向かった。


都市の外れの何もない駅なのに

電車に乗っていた多くの人が降り

ホームには人があふれていた。

「あー、この人達も法学検定受けるのか」って

見回した時に

アフロヘアの若者が目に入った。

横に目をやれば角刈りのオヤジや

パンチパーマの太った人もいる。

「新司も始まって法学業界はここまですそ野が広がったのか」と

軽い衝撃を受けた。


まあ実際は

その人達は隣の校舎であった「造園なんとか士」の

試験受けに来ていたみたいで

法学検定の会場についたら

今までと同じような人種の人達だけで

拍子抜けしたわけだが(苦笑)


全問マークの法学検定は

1時間30分ぐらいかかった。

問題の質は行書より良いけど

旧司択一と比べると明らかに知識偏重。

くだらんクイズ解いてる感覚で終わらせた。

こちらは問題の持ち帰りが出来たので

自己採点してみたけど

40点代半ばというイマイチ冴えない点数。

合格点は32,33点ぐらいなので

合格はしているだろうけど

自分の知識の精度に不満を持った

そんな感じだった。

で、ようやく法学検定も終わり

目の前の現実逃避のツールは使い果たした。

でもその段階ですでに答えははっきりしていた。

「司法試験の勉強をやらせてくれ」。

つまらん知識クイズみたいな勉強を続けているうちに

そんな思いが沸々と湧いてきていた。


それは

何も考えずに突っ走っていた

2004年の発表後とも

失意のうちにただただ呆然としていた

2005年の発表後とも

異なる自分の内なる所から来る切実な思いだった。


そして

引越やら何やらで

試験終了後目を通していなかった

当日の答案構成用紙を引っ張り出して

発表された出題趣旨と照らし合わせてみた。

「死因を抱えていない」。

論文発表時、確かに私はそう書いた。


でもその言葉は

真剣に検討した結果でなく

単なる印象から出てきた言葉で

あることにすぐ気づいた。


死因、ありまくりだった(苦笑)

民法。

確かに時間はキツキツだった

覚えがあるけれど

第2問で途中まで他人物賃貸借としておきながら

なぜか小問2では無権代理などと書いてある。

途中で立て直した時にごちゃごちゃになってしまったのだ。

一番やっちゃいけないはずのミスをやらかしていた。

他に刑法でも横領背任をスルーしていた。

どの口が「死因ない」って言ったんだ?

そんな感じだった(苦笑)


もちろん死因を抱えていても

合格する人はたくさんいる。

私の場合は

それをカバーするだけの力が

なかったから合格出来なかった。

それだけのことだろう。

だけど大きな死因はない方が

良いに決まっている(苦笑)

そんな季節外れの再現検討を通して

自分のやってきたことで修正すべき点、

自分のやってきたことを維持すべき点、

そんな点が浮き彫りになってきた。


次の課題は

内面でのインセンティブだった。


「お前、30過ぎて何やってんだよ」。

そう思う読者の方もいらっしゃるだろう。

「世間的には」至極まっとうな意見だと思う。


だけど

人生なんて人それぞれで違うもんだ。

確かに「世間的には」私みたいな

将来の目標も定まらず喜々として

試験を受け続けるような人間は

はっきり言ってクズだろう。


30過ぎたら組織の中心となって

バリバリ働くというのが

「世間的には」あるべき姿なのだろう。

だけどそういう型から外れることは

そんなに悪いことなのだろうか?

ご存じのように私は

大学時代にろくに将来について考えず

「型どおり」に大学を4年で卒業し

「型どおり」にマスコミ業界に就職した人間だ。


最近話題になった

某大学の言う所の「社会の欠陥品」ではなかった人間だ。

そこから7年間、

睡眠時間を削ってでも必死に働いた。

休みがなくても必死に働いた。

本当ならそのまま必死に働いた方が

良かったのかもしれない。

その方が「世間的な」型にはまった

真っ当な人生だったのかもしれない。

だけど人生というのは皮肉なものだ。

「型」を守り通そうと思うほど

何も考えずに就職し

このまま何も考えずに勤め続け

何も考えずに定年を迎え

何も考えず死んでいくレールから

外れてみたくなった。

もちろん私みたいに大学時代に将来について

ちゃんと考えずにとりあえず就職して

そのまま定年まで勤め上げる人もたくさんいるだろう。

それはそれで立派な人生だと思う。

だけど私はそれが出来なかった。

組織の中で勤める中で

自分の中での「強さ」が欲しくなった。


仕事をそつなくこなし上司に愛想笑いを浮かべ

小さな出世に喜ぶような枠に

この先20年も30年もとどまり続けることから

抜け出したくなった。

ただそれだけだ。


こういう人間を「稚拙だ」「社会性がない」と

批判するのは簡単だろう。

わかっている。

みんな我慢して生きてんだ。


だけど

こっちだって何もしないで

ダラダラ過ごしているわけじゃない。

言われなくたって

30過ぎた人間が仕事もしないで勉強だけすることの

肩身の狭さは痛いほど感じている。


でもだからこそ

ここから逃げだしちゃいけないんだと思った。

罵られ嘲り笑われても

結果を出すまでは

終わらしちゃいけないんだと思った。


「一つの組織で一生勤め続ける」。

私はそのレールから外れた人間だ。

年齢ややる気やモチベーションを言い訳にして

ここでも何も成し遂げずに終わってしまっては

再起不能だ。

それはリスク管理の問題なんかじゃない。

一人の人間としての生き方の問題だ。

絶対に譲っちゃいけないラインの問題だ。


将来のことをぐちゃぐちゃ能書き垂れている暇があったら

まず合格してからにしろよ。

甘ったれた自分自身に対して

そんな思いを抱くに至った。


だからこそ私はこの世界に戻ってきた。


「旧司特攻」。

合格者減少をふまえて

去年からよく使われる言葉だ。

だけど私は「旧司特攻」をしようなんて

さらさら思っていない。

勝てる見込みのない戦いをするほど

私は無謀じゃない。

勝算があるから戻ってきたんだ。

だからこそ

やるべきをきちんとやって

来年きっちり勝って終わらそうと思う。

いや、絶対に勝って終わらす。

それぐらいの気持ちがなければ

話にならないと思っている。


というわけで

ずっとメンテ中だったため

だらだら長文失礼。

とりあえずこれが

戻ってきた経緯です。

そんな感じで。

ではまた。


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受験日記」カテゴリの記事

Comments

 ぷーさん、こんばんは。
 今日は一段と冷えますね。今度はカゼを引かれないよう、御自愛下さい。

 本日の日記を読ませていただきました。
 一つの組織で一生働くというのは、本当に今もあるべき姿なのかというと、少なくとも私はそうではないと思っています。
 現在も会社員ではありますが、一つの組織でいればいいと思っている同僚と、自分の可能性を試したいと他の組織へ行く先輩と、やはり「張り」があるのは他の組織へ行く先輩だなと感じております。
 一つの組織の中に一生いることは、ある種の安心感があるけれど、だけど「それでいい」と思った瞬間、自分の向上心を止めやしないか?と問いたくなるわけで。
 その意味では、ぷーさんの生き方は、私のなかでは「あるべき姿」なわけです。
 ただ、こういう生き方はリスクテイキングなので、その点をどうするかが大きいんですよね。私も似たような生き方をしてきたため、常にリスクヘッジに頭が行っていたのも事実です。

 いずれにせよ、ぷーさんが決めて出した結論なら、後悔はしないと思いますよ。どなたかが書かれていましたが、しないでする後悔より、してしまってする後悔の方がマシだと思うので。

 ではでは。

Posted by: とかっち | December 08, 2006 at 00:13

おかえりなさい。
夢と地獄の世界へ(笑)。
私も
受験時代に何回も
「もう司法試験はやめる!」
と周囲に断言していたことを
思い出しました。
正直かっこわるいですよね。
でも
その経験は今となっては得難いものです。
私もぷーさんと同じように
高校・大学といわゆる高学歴の道を
ストレートで突っ走って
競争率の高い大企業に7年勤めました。
その間に知らず知らず持っていた
プライドがあったようです。
何度も司法試験に落ちて
爆発しそうな感情を
抑えるのが大変な日もありました。
「ちょっと運が悪ければ
自分も刑事被告人」
なんて今でも接見しながら思います。
これから法曹人数が増えようが
競争が激しくなろうが
「何があってもやっていける」
という自信を司法試験はくれました。
試験でどん底を経験した人ほど
合格後を心配する必要は無いと
私は思っています。
あと
仕事の明確な目標なんて
持つ必要は無いですよね。
弁護士の仕事は
外から見ていては
絶対に分からない面があると同時に
めちゃくちゃ裾野が広い自由な仕事です。
弁護士になってから
自分の色で仕事を染めていけば良いし
主体的に活動できない弁護士は
淘汰されていくだけです。
俄然楽しみになってきました。
法廷や準備手続で
是非やりあいましょう!

Posted by: rain | December 08, 2006 at 00:42

はじめまして。

リスクを代償にして自分の可能性に挑みたい。
私もこれまでそう思って生きてきました。
そのお気持ちわかります。

自分のやりたいことって難しいですね。
あとから振り返ってみて
初めてわかるものかもしれないし。
型にはまらないのも全然ありだと思います。
それはそれで魅力的だし。

お互いこれからもがんばりましょう!。

Posted by: 未知人 | December 08, 2006 at 13:02

幸運にも一昨年受かったものです。
こちらには友人から聞いて去年の撤退撤回頃からおじゃまさせて頂いてます。
今年の試験前のモチベーションが上がらないというログを読んでこの人きっと受からないだろうなーと思ってました(ごめんなさい^^;)
同じ轍は踏まないで下さいね。
あまり精神面を強調するのもどうかと思いますが、最後は気力がものをいう試験です。
プーさんのおっしゃる通り人生は自分で切り開いていくものだと思います。
頑張って下さい。

Posted by: 頑張って下さい。 | December 08, 2006 at 20:19

ぷーさん、こんばんは。
復活とっても嬉しいです。
だって単純にぷーさんのブログがまだ読めるなんて楽しみが増えるってものです。

確かにぷーさんの選んでる道はリスクが大きいかもしれないですが、ぷーさんの選んだ道なのでそれが一番。
恋だって人に「なんであんな人を・・・」って言われるような人と付き合っててもそれが本人にとっては幸せだったりするように第一に尊重すべきなのは自分の気持ちだと思います。

ぷーさんの復活で疲れ気味だったのが少し復活しました。ありがとう。

Posted by: 桃 | December 08, 2006 at 20:33

ごめんなさい、追加です。
ぷーさんはニルヴァーナが好きなんですか?

あのなんともいえない焦燥感がわたしはすごく好きです。

Posted by: 桃 | December 08, 2006 at 20:35

◆とかっちさん

コメントありがとございます。

>一つの組織でいればいいと思っている同僚と、自分の可能 性を試したいと他の組織へ行く先輩と、やはり「張り」がある のは他の組織へ行く先輩だなと感じております。

理想を言えば組織の中にとどまりつつ
自分の可能性を常に試しているって人なんですけどね。

私は組織の中にいるとダメになるタイプでした(苦笑)

まあとりあえずはがっつり頑張って
来年の合格をもぎとります。
後悔はもうしませんしありません。

とかっちさんも風邪ひかないように気をつけてください。

ではでは。

◆rainさん

お久しぶりのコメントありがとうございました。

やっぱり「夢と地獄の世界」に帰ってきてしまいました。

>これから法曹人数が増えようが
 競争が激しくなろうが
 「何があってもやっていける」
 という自信を司法試験はくれました。
 試験でどん底を経験した人ほど
 合格後を心配する必要は無いと
 私は思っています。

やる気のでるコメントありがとうございます。

>あと
 仕事の明確な目標なんて
 持つ必要は無いですよね。
 弁護士の仕事は
 外から見ていては
 絶対に分からない面があると同時に
 めちゃくちゃ裾野が広い自由な仕事です。

やっぱりそうですよね。
外から見ていたり
話を聞くだけでは絶対に見えない世界が
そこにはあると思っています。

自分で脚を突っ込んで
その熱さなり冷たさなり肌触りなりを
体感してみないことには
将来についてごちゃごちゃ言うことも出来ないと
このところ痛感しました。

>法廷や準備手続で
 是非やりあいましょう!

刑事被告人としてお世話にならないように頑張ります!

◆未知人さん

コメントありがとうございます。

はじめまして(笑)

お互いホントに頑張って
頑張って頑張り尽くして
結果をもぎとりましょう。

ではでは。

◆頑張って下さい。さん

はじめまして。
コメントありがとうございました。

>今年の試験前のモチベーションが上がらないというログを  読んでこの人きっと受からないだろうなーと思ってました(ご めんなさい^^;)

おっしゃるとおりだと思います。

結果論にはなりますが
去年より力自体はがっちりしていたのに
同じように合格ライン目前で足踏みしたのは
精神力の欠如だったと思います。

来年こそは気持ちをしっかり持って
試験に臨みたいと思っています。

これからもよろしくです。

◆桃さん

コメントありがとうございました。

>第一に尊重すべきなのは自分の気持ちだと思います。

そうなんですよね。
そこを変に客観的にみたりしてずらしていくと
結果として良くないんですよね。
今年色々考えて痛感しました。

>ぷーさんはニルヴァーナが好きなんですか?
 あのなんともいえない焦燥感がわたしはすごく好きです。

タイトルわかっていただいて幸いです(笑)

大好きですよ。
私もあの生き急ぐ感じがなんともたまりません。

最近聞く機会も増えました。

これからもよろしくです。


Posted by: ぷー | December 08, 2006 at 22:46

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