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July 28, 2006

I'll be back

おはようございます。

というわけで
論文後は引越準備の肉体労働者となっているわけですが。

去年の秋以降、
論文当日から逆算して
きっちりスケジュール組んで
毎日毎日やってきて、
終わったと思ったら
今度は引越の日程に追われる毎日。

論文までの疲れが抜けきっていない状態で
引越に走りはじめないといけないというのは
さすがに辛い。

せっかく論文が終わったのに
日取りに追われるこの感じが
真綿で首を絞められているような感覚になる。

脳みその疲れは取れてきているんだろうが
体のあちこちが痛い。

実は
今回の引越で
東京を離れる。

生まれてから大学卒業まで東京で育った。

社会人時代、
地方勤務の間は東京に戻りたくて仕方なかった。

そして
ようやく戻ってきた東京。

ありがちな話だが
組織の中枢にいる人、
そして組織の中枢を目指す人の顔つきを見て
20年後、30年後の自分が不安になった。

と同時に
大学入学後
これまでのぬるま湯暮らしに
激しい嫌悪を覚えた。

自分を守り通し続けるために
困難から逃げ続ける術だけがうまくなった
自分に嫌悪した。

何の挑戦もしない
何のリスクも負わない
そんなヘタレな20代を送った時は
もう帰ってこなかった。

色んなことに失望し絶望した。

そして
組織を辞めた。

司法試験の勉強を始めて
当初は「自分は1回で合格できるな」という
根拠が全くない
希望的観測に包まれていた。

択一も1回目から通り
笑える話だが
論文も大丈夫だろうという
これまた脳天気な考えで
おととしの1回目の論文に臨んだわけだ。

だけど
物事はそんな楽にはいかない。

2004年の7月。
奴隷船3階で自分の力に絶望した。

生まれてこれまで味わったことのない
果てしのない底なしの絶望感だった。

甘い期待は完膚無きまでに叩きつぶされた。

だけど時はそんな思いを
薄らげてしまう。

秋からの答練で
そこそこの点数が取れるようになると
再び甘い期待に包まれていった。

そして連敗。

今年の論文までは
本当に精神的に辛かった。

何をやっても
正直楽しくなかった。

テレビなどで
自分と同じ、もしくは年下の成功者の
姿を見るのが辛くなった。

「何してんだろ」。

そんな思いで眠れない夜も
数え切れないほど過ごした。

勉強を始めた頃の
甘い自分への過信は
もう微塵も残っていなかった。

這って這って
なんとか論文まで行った感じだった。

そして引越。

結局何も成し遂げないまま
東京を離れることになった。

まだ自分自身を立て直している状況で
東京を去らなくてはならない。

まさに都落ちだ。
正直、悔しいし情けない。

夏の暑さでは誤魔化されない
忸怩たる思いが胸の中を渦巻いている。

でも物事はとらえようだ。

新しく住む街は
これまで住んだことのない街だ。

もちろん知り合いも一人もいない。

そんな環境で
本当の意味での建て直しが出来ればと思っている。

それでも
次は、
次こそは必ず
進化して東京に戻ってきたい。

この3年、
私が最も通った街である
高田馬場ともお別れだ。

辰巳の喫煙ベンチからの風景とも
セミナーのベランダからの風景とも
LECの窓口での異常に長い待ち時間とも
お別れだ。

次に行く時は
「あの時は頑張ったな」という
良い意味での懐かしさと共に
訪れたいものだ。

あの雑然とした感じが
今は恋しくもある。

で、
今週末、私は東京を去る。

気分だけでも明るく
Pet Shop Boysの'Go West'を
流しながらでも向かいたい。

10月には再び東京へ、
正確には浦安へ
来襲することを期待しながら。

そんな感じで。

ではまた。

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受験日記」カテゴリの記事

Comments

 ぷーさん、こんばんは。引越しのご準備お疲れ様です。

 私の方は、ようやく怒涛の一週間(?)が終わったという感じでおります。うちの部署は突発的な仕事がよくあるので、なかなか見通しがつかないんですよね(笑)。

 今回東京を離れられるとのことで、ちょうど私とは逆なんですね。私の方は、東京に少しずつ慣れて来ましたが、やはり地元が懐かしくなったり。
 引越しをすると、心機一転ということもありますし、引越しをきっかけにぷーさんの運がきっと向いてくると思いますよ。
 私の方も、司法試験にケリを付けて、昔勉強をしていた地元に帰り、あの頃は頑張ったなと思えるようになりたいと思っております。

 いよいよ暑くなってまいりましたが、御自愛下さい。

Posted by: とかっち | July 28, 2006 at 20:32

初めまして。
あなたのお気持ち、よくわかります。
私も受験時代、全く同じ気持ちで、つらくてつらくて、
自分の期待と実際の能力のギャップに驚いて、絶望していました。

今からロースクール卒業生が新しく法曹になります。
私が彼らについて最も危惧することは、このような気持ちになったことの無い、それでいて大した力も無い人が法曹になるのはないか、ということです。
あなたのような人に是非法曹になってほしい。
個人的な感情で恐縮ですが、強く思います。

がんばってください。もし今年残念な結果になっても、法曹界を見限らないで下さい。

Posted by: ano | July 29, 2006 at 20:45

ぷーさん、こんにちは。

引越しするのね、
どちらにいくのかしら、
北海道は涼しくていいですよ~、

って、気楽な書き込み、ごめんなさい。

でも、眠れない夜を何度も過ごし・・・
って私もわかります。
人生って、思い通りにならないことも多いけど、
なにかに向かってがんばっているときが、
実は一番幸せだったりするのよね。

まだまだまだ、暑い日が続きますね、
ご自愛ください。

Posted by: あき | August 05, 2006 at 10:18

みなさん、お元気ですか?

東京と比較にならないほど暑い所にやってきたみたいです。

今ネットカフェから書いています。

記事の投稿の仕方をちゃんと覚えていない上に
パスワードなども忘れてしまったため
記事に投稿できません(苦笑)

URLも暑さで脳のメモリーから飛びました。

馬鹿丸出しとは私のためにあるような言葉です。

というわけで
本当に暑いのですが
荷物の搬入などは終わり
あしたクーラーをつけてから
片付けないといけません。

愛車も久々に復活させたのですが
ろくに運転する暇がないんだよね。

引っ越してきた地域は暑いですが
結構気に入っています。

予備校もどこもこじんまりとしていて
いい感じです。

って私が引っ越した場所わかっている人いるんでしょうか?

近いうちにネット環境を整えたら
がんがん書きますのでよろしくです。

みんなも暑さに負けんなよ。

ロー受ける人はがんばれよ。

採点する奴等に
旧司法魂を見せ付けてやってくれ。

私と同じように
旧司法のみ特攻の人たち。

今年特攻した勇気があれば
来年の特攻だって
どうってことない。

ぶれることなく
自分が望んだものを
必ず手に入れようぜ。

私も負けずに頑張ります。

暑さにやられそうだけどね(苦笑)

コメント寄せてくれた人たち、
メールくれた人たち。

ネット環境整ってから
落ち着いて返信するので
もう少しのお待ちをお許しください。

そんな感じで。

ではまた。

Posted by: ぷー | August 10, 2006 at 21:04

ついでにいいか?(笑)

-----------------------------------------------
130 :氏名黙秘 :2006/08/03(木) 17:18:08 ID:???
つーか、あれだけ偉そうなこと言っておいて、敵前逃亡はないだろ、プー。
5年ほど土方でも自動車工場でも行ってきて、金貯めてロースクール行けよ。
学費さえ作れば、生活費は奨学金(借金)があるからさ。
-----------------------------------------------

って逃げてねえよ。

だいたい「敵前逃亡」って
時期的におかしくねえか?

絶対旧司法で合格するからな。

焦らず待っとけ(笑)

----------------------------------------------
132 :氏名黙秘 :2006/08/04(金) 08:32:13 ID:???
2chからも見放され、ひっそり退場か
来年の今ごろは「あの人はいま」って感じなんだろうな
----------------------------------------------

退場させるな(笑)

「来年の今ごろ」じゃなくて
もうとっくに「あの人はいま」なんだよ、私は。

傍観者から見ればこんな醜いやつはいないんだろうけどね。

もがいてもがいて
這いつくばって進んで行くさまを
自らさらし続けるのも
まあ許してくれよ。

退場するのは
合格したときだからさ。

今年の秋だと良いけどね(笑)

寂れきったネタ帳じゃなくて
たまにはここのコメント欄に
悪口でも書いてくれ。

いくらでも相手するから。

そんな感じで。

ではまた。

Posted by: ぷー | August 10, 2006 at 21:16

 招かれざる客・新司受験生、ロー1期生です。
 ぷーさんのブログのファンです。心外かもしれないけど。「僕は楽なほうを選ばなかった」という旧司魂に反発を感じながらも(「私は楽なほうを選んだ」とは思ってないから)、同時に励まされるし、学ぶことが多いです。
 きっと今年、合格されることと信じてます。
 でもね。キツい合格率を「突破した」ことだけを誇りに生きる人にだけはならないでください。卒3で受かった某知人は、合格後、研修所の同級生を「卒2で受かった生意気なやつ」「30過ぎて受かったおっさん」と、自分より早い・遅いだけで量るようになり、いつまでも受からない私とは当然疎遠になりました(知人、というより、元カレです。白状すると)。当たり前のことだけど、法曹の質は、合格率で決まるのではなく、のちに社会が評価することなのですから。

Posted by: まるみ | August 12, 2006 at 15:36

引越しお疲れ様です。
日本全国どこも暑い日々かと思いますが、ご自愛を。

私は「来年の旧司法のみの特攻」組です。
いろいろなバックグラウンドのある人々が、
たったの一日や二日に賭けて闘っているこの環境は
なかなか他で得がたいものかとも思います。

こちらは、転職という形で環境を変えます。。。

Posted by: ねこ | August 12, 2006 at 16:39

まるみさん

ぷーさんは、旧司に受かったくらいで人を下に見たりしないと思いますよ。(今までの日記を読んでの勝手な想像ですが)
私は、今修習中ですが、結構な数の思い上がった勘違い野郎がいることは事実です。でも、よく努力もするし、性格のいい人もたくさんいることも事実です。

これから法曹人口が増えると、どんどん質の悪い弁護士は淘汰されるはずです。プライドが高くて、言動や品格のない弁護士はどんどん淘汰されるでしょう。
そんな言動をし続けるする元カレはそうなるかもしれませんね。

私自身もそうならないように気をつけたいと思います。
お互い経由は違うかもしれませんが、質の高い法曹になっていい仕事をしていきましょうね!


Posted by: time | August 13, 2006 at 01:49

・・・
ぷーはブログの初期で
他人を見下しまくっていたyo

2回落ちて、
今の、まん丸ぷーさんになったんだyo

昔は、とんがりぷーさんだったからne

Posted by: たまきぐ | August 13, 2006 at 18:48

>>まるみ

旧受かる見込みなくて新に逃亡した奴が
ほざいても説得力ないよ。

Posted by: 芦辺信喜 | August 14, 2006 at 21:13

◆とかっちさん

返事コメント遅れてすみません(苦笑)

>私の方は、ようやく怒涛の一週間(?)が終わったという感じでおります。うちの部署は突発的な仕事がよくあるので、なかなか見通しがつかないんですよね(笑)。

もうそろそろ落ち着きましたか?
社会人の方の苦労を思うと
引越なんてたいしたことないのですが
融通の利かない区役所のババアに
激怒したり色々大変でした(苦笑)

>今回東京を離れられるとのことで、ちょうど私とは逆なんですね。私の方は、東京に少しずつ慣れて来ましたが、やはり地元が懐かしくなったり。

地元があるのって東京出身者からすると
結構羨ましかったりもします。

私は社会人の時に一つの地方しか行きませんでしたが
第二の故郷みたいな感じでたまにニュースとかで見ると
結構懐かしかったりもします。

まあ次に東京に帰るのは
勝ってからなんですけどね。

>私の方も、司法試験にケリを付けて、昔勉強をしていた地元に帰り、あの頃は頑張ったなと思えるようになりたいと思っております。

お互い今年ケリをつけられると本当に本当に良いですよね。

残暑がまだ続きますので体調崩さないようにしてください。

ではでは。

◆anoさん

はじめまして。
せっかくコメント頂いたのに
返信遅れてすみません。

>私も受験時代、全く同じ気持ちで、つらくてつらくて、
自分の期待と実際の能力のギャップに驚いて、絶望していました。

そう言って頂けると心強く感じます。

この試験を続けていると絶望的な孤独感に襲われることもしばしばです。同じような気持ちをしたことがあるという先輩合格者の方のコメントは本当に嬉しいです。

>あなたのような人に是非法曹になってほしい。
個人的な感情で恐縮ですが、強く思います。

私もなりたいんですけどね(苦笑)

>もし今年残念な結果になっても、法曹界を見限らないで下さい。

法曹界から見限られても
粘着して最後には勝って見せます。

これからもよろしくです。

◆あきさん

コメントありがとうございます。

北海道、羨ましいです。

本当に暑くて暑くて今年の夏は
もう満喫を通り過ぎてやってられない気持ちです。

引越がなかったら
今年の夏は北海道に旅行行ったりしたかったんですけどね。

冬の北海道も良さそうなので
行けたら良いなと思ったりしています。

>人生って、思い通りにならないことも多いけど、
なにかに向かってがんばっているときが、
実は一番幸せだったりするのよね。

かもしれませんよね。

でもまっただ中にいると
苦しくて苦しくて(苦笑)

早く勝ち抜けたい一心です。

北海道はもう秋風ですか?

ではでは。

◆まるみさん

初のコメントありがとうございます。
まるみさんも試験が終わって
そろそろ発表への緊張感が高まっている頃でしょうか?

>キツい合格率を「突破した」ことだけを誇りに生きる人にだけはならないでください。

おっしゃることよくわかります。

まあ仮に私が今年合格したとしても
30過ぎているので
若手合格者から「差別される側」なんでしょうけどね(笑)

試験というのは合格率うんぬんで
価値が決まるものではなくて、
それを突破する過程で自分がどれだけもがき苦しみ、
それまでの自分の甘えなり弱さなりを克服していくか、
と言う所に価値があるものだと思っています。

その意味では本当に良い経験をさせてもらっているなと。
何も学ばずに「受験生」という弱い立場から飛び立たなくて良かったなと。そんな風に思っています。

まるみさんが人の痛みのわかる立派な法曹になられることをお祈りしています。

ではでは。

◆ねこさん

コメントありがとうございます。

今年の暑さにはもう辟易です(笑)

ちなみに引越の荷物搬入の日の気温は37度を超えていました。さすがにぶっ倒れるかと思いました(笑)

お互い旧司特攻組ですが
散る美しさではなく勝つ美しさを手に入れるように
最後の最後まで頑張りましょう。

良い転職先は見つかりましたか?

またコメントしてください。

ではでは。

◆ time さん

コメントありがとうございます。

>私は、今修習中ですが、結構な数の思い上がった勘違い野郎がいることは事実です。でも、よく努力もするし、性格のいい人もたくさんいることも事実です。

なるほどなるほど。

大学の時も同じように思い上がった勘違いと性格の良い人が
入り交じっていた思い出があります。

どこの世界でも同じなんでしょうね(笑)

まあ私の場合は年齢もいってますし
今さら思い上がる要素が何もないので
ゆるーい感じで頑張っていけたらと思っています。

timeさんは絶対に質の高い法曹になってください。

ではでは。

◆たまきぐ さん

来たね、来たね(笑)

>2回落ちて、
今の、まん丸ぷーさんになったんだyo
昔は、とんがりぷーさんだったからne

まあ、ひねりがない意見だよね。

たださ、
私みたいに落ちた経験がある人はわかると思うんだけどさ、一見丸くなったように見えてもさ、
この絶望的な試験に挑み続けていることだけでも
充分「とんがり」の要素になるわけよ。

本当に丸い人間なら
確率論なりリスクヘッジなりで
こんな世界からとっとと足洗うからね。

いつも心に研ぎぬいた刃を。

そんな感じで生きていますが、何か?

ではでは

◆芦辺信喜さん

まあ、もうそう言うこといっている時期じゃないよ。

新司受けている人達から見れば
「新受かる見込みなくて旧にしがみついている奴」
ってことになるんだろうし。

敵はロー生じゃなくて
身勝手で保身的な制度設営者連中だからさ、
お互い頑張ろうぜ。

Posted by: ぷー | August 25, 2006 at 21:16

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