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October 06, 2005

発表前夜

こんばんは。

久々に太陽が顔を覗かせました。
穏やかな平日の午後でしたね。

というわけで
いよいよ明日ですね。

試験前と違って
こちらとしてはもう何もなす事が出来ない。

だからこそ
不安なり期待なり緊張なりが
容赦なく高まるわけで。

不合格を確信していた去年とは
全然違うね、この緊張感。

きょうはもう勉強の手を休めて
そんな感情と共に過ごすことにしたよ。

もう味わえないかもしれないしね。
こんな感覚は。

試験っていうのは
残酷なもので
明日になれば
みんなバラバラだからね。

口述に向かう人、
ローに行く人、
就職する人、
来年の現行へ向かう人。

みんなそれぞれの道へと
進んでしまう。

今年の論文を受けた受験生同士が
色んな感情を分かち合えるのも
きょうまでだからね。

だからあと少しだけ
私の話を聞いてくれ(笑)

ここまで来て改めて思うけどさ、
こんな時代に現行司法試験を
受験できたことを本当に良かったと思うわけよ。

人生には色んなタイミングってものがあるけれど
私にとっては一番良いタイミングで
受験できたんだろうなと思う。

こんなに長い期間、
一つのことに
打ち込んだのも
生まれて初めてだしね。

飽きっぽい私が
よく続いたものだと
改めて思うよ。

読者のみなさんも
私と同じように専業だったり
仕事抱えてたり
家事抱えてたり
学生だったり
いろんな立場でありながら
一つの目標に向かって
精一杯努力されてきたわけで。

どんな結果が出ようとも
費やした時間なり
頑張りなりっていうのは
絶対無駄にはならないと思うんだよね。

その経験は
たとえ法曹の道に進まなくても
絶対に自らの糧になるんだろうしね。

中でも
合格率3%の試験に挑む
マインドはかけがえのない糧になるんだと思うわけ。

誰から強制されているわけでもないのに
3%という可能性にかけて
狭く重い扉をこじ開けようとするそのマインド。

それだけは
どんな世界に進むにしても
忘れないでいたいところだね。

たとえわずかでも可能なことを
不可能にしてしまうのは
最終的には自分自身だからね。

「無理だから」
「厳しいから」
「望みないから」

色んな理由を取り出しては
逃げ出してしまいたくなることが
これから
いくらでもあると思う。

でもね、
そんな時こそ
自分を鼓舞して
司法試験に向かっていた頃を
思い出して欲しいんだよね。

たとえ
合格しようが合格しまいが
社会に出れば
一人の社会人として
日々競争にされされるわけで。

そんな時は
結局弱気になった者が
負けるという側面が
多々あるわけよ。

私自身も
社会人をやっている頃
感じたんだけどさ、
年数が経つにつれて
最初の頃の気概なり勢いなりを失ってさ、
なんか惰性に陥って
リスクのない方リスクのない方を
選ぶ自分が出てくるわけよ。

リスクを極端に嫌う自分がね。

私はそれに気づいた時
耐えられなく自分自身を嫌悪したね。

1回どこかで見切りをつけないと
このまま嫌な年の取り方をするなと思ったね。

色んな選択肢を
可能性が低いからと言う理由で
勝手に自分から不可能にしてしまう
情けない自分になるなとね。

仕事なんて慣れてしまうことは
簡単だよ。

自分の色んな感覚なり感性なりを
麻痺させて
組織の論理に合わせれば良いだけ。

最初は拒否反応が出ても
そのうち必ず慣れる。

だけどさ、
慣れだけで何十年もやってらんないんだよね。

たとえ
「やりがい」というオブラートに包まれてても
心底楽しむことが出来なくなるんだよね。

慣れっていうのは
仕事をやっていく上で
ある意味強さではあるけど
ある意味では楽しさを奪う
両刃の剣みたいなもので。

そんな慣れが自分を支配してきた頃に求められるのが
自分から何かに挑み向かっていくマインドなわけで。

それがないと
本当に日々をやり過ごすことだけで
人生なんてあっという間に終わってしまう。

悲しいことに
司法試験の勉強を始める前の私は
それをすっかり無くしていました。

だからこそね、
司法試験の受験生達の
そのマインドっていうものに
正直あこがれたね。

たとえ合格率が3%でも
翌年の合格を信じて
それに立ち向かって行く
そのマインドにさ。

去年の論文に落ちて
今年の試験に向かっていく過程で
ようやく私も
そういうマインドを持った
受験生の一人になれた気がするよ。

あしたの結果なんて
もう決まっているんだろうけど、
どんな結果になろうとも
どんな進路に進もうとも
そのマインドだけは忘れたくないね。

確かに
試験っていうのは
結果を残さないと
意味のない部分も多々あると思います。

でもさ、
たとえ合格を勝ち得ても
幸せな人生が保障されているわけでもないし、
たとえ不合格でも
不幸せな人生が強制されるわけでもない。

結局は
結果を受け入れる自分自身の問題なんだよね。

司法試験なんて
単なる司法研修所の入所資格を得るに過ぎない試験なわけで。

合格した所で何も始まらないし何も変わらないだろうし。
もちろん不合格だった所で何も終わらないだろうし。

始めるのも
終わらすのも
変わるのも
結局は全て自分自身なわけで。

合格して燃え尽きたり
不合格で人生に絶望したり
結果にあまりにも左右されてしまうのも
すべては自分自身に起因することなわけだからね。

どんな結果でも
そこから良い方向に成長できるような
自分自身でありたいね。

過去の自分を
褒めたり責めたりしても
仕方がないからね。

自分の望む人生を送るためには
努力を惜しまず
先へ先へと頑張っていこう。

自分の幸せは
他人が作ってくれるものでも
他人が評価するものでもなく
自分自身がつかみ取っていくものだからね。

他人の評価なり
社会的評価なりに
おそれて、ひるんで、とらわれているうちは
絶対につかめないものだよ。

つかむためには
自分自身が成長していかなきゃいけないし
もちろん努力もしていかなきゃいけない。

それをやめなければ
楽しいことなんていくらでも見つかるさ。

結果が出ていない今だからこそ
言いたいことを全部語り尽くしました(笑)

というわけで
読者のみなさんの論文合格を
心から祈っています。

私もそんなみなさんの
仲間入り出来ていると良いんだけどね。

まあ試験までも大変だったけど
試験から発表までも長かった(笑)

みんなあしたは
発表までの長く辛い時間を過ごした
自分自身を慰労してあげてください。

みんなよく頑張ったんだよ。
たまには自分を甘やかさないとね(笑)

ということで
良い金曜日を、
お過ごしください。

そんな感じで。

ではまた。

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